グリー、DeNAはゲームで復活するのは難しいのでは?
グリー、DeNAがまだまだ沈まない3つの理由(縮約)
グリーが上場以来初の赤字を記録、DeNAも3四半期連続で減益が続いている。
こうした状況に陥った最大の理由は、フィチャーフォンからスマートフォンへのシフトが早く進んでいることにある。グリー、DeNAはウェブブラウザ上でゲームを遊べるポータルサイトを運営し、他社製のゲームも遊ぶことのできるプラットフォームをつくり、成功した。
スマホのユーザーは、「App Store」「Google Play」でゲームを遊ぶようになった。ブラウザゲームからネイティブゲームへ主戦場が移った。ネイティブゲーム市場の主役がガンホーだ。コロプラ、LINEを加えた3社が勝ち組である。
ネイティブゲーム市場での成功のカギは①良質なゲームを数多くつくれ、②マーケティング戦略に長け、③これらを実行できる財務基盤があること。グリーとDeNAはネイティブゲーム市場で短期的にはシェアを伸ばす可能性が高いだろう。
元記事
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131106-00011110-president-nb
■所感
グリーとDeNAがシェアを伸ばす根拠が疑わしい。
>①良質なゲームを数多くつくれ、
彼らはプラットフォームとして他社製のゲームを自社のプラットフォームに取り込んでいたが、プラットフォームとして機能していない今、他社が彼らに良質なゲームを提供するだろうか。また、彼らがフィチャーフォン時代に伸びてきた要因がプラットフォームにあるのであれば、自社内で良質なゲームを作成できるノウハウが他の企業よりも遥かに卓越しているとは言えないであろう。
>②マーケティング戦略に長け
スマホ分野での成長に乗り遅れた現状では、マーケティング戦略に長けているとは言えない。唯一、長けているのは課金させるマーケティング力かもしれない。しかし、スマホでもフィチャーフォン時代と同じ方法が通用するとは思えない。